毛髪診断士さんに聞く、ツヤ髪の作り方(ヘアケア)

仕事を終えて、美味しいお酒と夕飯を楽しんだ日の夜。
「きょうは疲れたからもういいや!」と、濡れた髪のままで眠ってしまってはいませんでしょうか?
実はそれ、髪をパサパサにする“ダメ”な習慣なんです。
パサパサなダメージヘアは老け見えの原因!
毎日のちょっとしたケアでツヤツヤな美髪を手に入れませんか?

目次
・“ダメ”なヘアケアしていませんか? 嫌な頭皮の原因
・ヘアケアの基本
・ブラッシングの仕方
・シャンプーの仕方
・髪の乾かし方
・ヘアアイロンの使い方
・髪の臭い対策

“ダメ”なヘアケアしていませんか? 嫌な頭皮の原因

髪の表面はキューティクルという膜に覆われて守られていますが、キューティクルは濡れているときにダメージを受けやすくなる性質を持っています。
そのため、髪が濡れたまま眠ってしまうと寝ている間に枕との摩擦でキューティクルが剥がれおち、ボロボロの髪になってしまいます。
また、頭皮には常在菌という細菌が存在しますが、髪が濡れたまま一夜を明かすことで常在菌が異常繁殖して臭いやかゆみ、頭皮トラブルの原因にもなります。
パサパサな髪の上に嫌な臭いまでするなんて避けたいですよね。
髪はドライヤーでしっかりと乾かしてから眠りにつきましょう。

ヘアケアの基本

第一印象の8割を決めると言われる髪。
ツヤツヤな髪を手にいれればそれだけで見た目の印象を抜群に良くすることができます。
そこで、ツヤ髪を作りだすヘアケアの基本をお教えします。

ブラッシングの仕方

まずはブラッシングの方法です。
ブラシを通すとき、頭の上の方から毛先へ一気にブラシを通していませんか?
実は、ブラッシングの摩擦でも髪は少しずつ傷んでしまいます。
ブラシを通す距離が長くなればなるほど髪にかかる負担が増えるので、ブラシの通し方には注意が必要です。
いきなり上の方からブラシを差し込むのではなく、
まずは毛先15cmほどを梳かし、次にその上15cm、さらにその上15cm…というように、段階的にブラッシングしていくと、ダメージを抑えることができます。
「上の方から一気にブラシを通し、時には髪がブチッと音を立てて切れてるかも…」なんていう状態からはすぐに卒業しましょう。

シャンプーの仕方

次にシャンプーの方法です。
シャンプーをするときは髪を強く摩擦しないようにしましょう。
前述のとおり、髪は濡れている時にとてもダメージを受けやすくなります。
シャンプー剤をつける際、原液をそのまま髪につけ、髪の毛を泡立てネット代わりにしてゴシゴシ擦ってしまっていませんか?
シャンプーは手の平で一度泡立ててから、髪の根元(頭皮)へつけるようにしましょう。
シャンプーの主な目的は、髪の毛ではなく頭皮の汚れを洗い流すことと考えましょう。
髪の間から指をさしこみ、頭皮に指頭をあててマッサージするように洗います。
髪に付着した汚れは泡が表面を流れるだけでほとんど落ちますので、髪の毛同士をゴシゴシ擦りあわせる必要はありません。
優しくもみ洗いする程度で十分です。
頭皮トラブルを防ぐため、すすぎは念入りにシャンプー時の2倍の時間をかけるのが理想的です。

髪の乾かし方

タオルドライの際は、バサバサと強く拭かずにタオルで髪を優しく包みこみ水分を吸い取るようにしましょう。
ドライヤーの使用時間を抑えるためこの段階でできる限り水分を取り除くことが大切です。
ドライヤーの熱風はダメージのもとになります。
ドライヤーの風口と髪の間の距離が短いと、高熱の風が髪にあたってしまうので風口は髪から20cm程度離して使いましょう。
ドライヤーの風口を振って一カ所に温風があたり続けないように工夫するとより効果的です。
一般的な感覚で「乾いたな」と思っても、後頭部に手を差し込んでヒンヤリした感触がするようであればそれはまだドライヤーが足りていない印。
そこからあと1分ほどしっかり乾かしましょう。
その後、冷風で仕上げるとより良いコンディションになります。

ヘアアイロンの使い方

髪のツヤは、表面のキューティクルがキレイに整っていることにより生まれます。
ボロボロの状態では光が乱反射するのに対し、キレイに整っていれば光の反射も揃うからです。
ヘアアイロンはキューティクルを強制的に整えることができるのでツヤ髪を演出するのにとても便利。
しかし、間違えた使い方をするとダメージをもたらしますので注意が必要です。
ポイントは、「温度設定」と「使用時の髪の状態」にあります。
まず、ヘアアイロンの温度設定は140℃以下で使いましょう。
髪は150℃以上になるとダメージを受けてしまい二度と回復させることはできません。
140℃以下に設定し、同じ箇所には3秒以上あてないようにするとダメージを抑えることができます。
また、ヘアアイロンは髪が濡れた状態では絶対に使用しないようにしてください。
前述のとおり、髪は濡れた状態だと非常に傷みやすく熱に弱くなります。
完全に乾いた状態で使用しましょう。

髪の臭い対策

どれだけ髪がツヤツヤしていても頭からイヤな臭いがしてしまっては良くありません。
イヤな臭いの原因で多いのは、シャンプーのすすぎ残しや、ドライヤーでの乾燥が不完全なことです。
シャンプーは意外と頭皮に残りやすいもので、すすぎ残しがあると皮脂と混ざり合い悪臭や頭皮トラブルの原因となり得ます。
「シャンプーのヌルヌル感がなくなったな」と思ってから、あと1~2分はしっかりとすすぎましょう。
ドライヤーでの乾燥についても同様で「乾いたな」と思っても後頭部の髪の内側や地肌付近には水分が残っていることがあります。
水分が残ったまま放置してしまうと雑菌が繁殖しやすくなり、悪臭や頭皮トラブルの原因となり得ます。
乾きにくい内側を確認しながら、しっかりと乾かしましょう。

まとめ

ヘアケアは毎日の積み重ねです。
美容院でいくらキレイにしてもらっても、ご自分のケア方法が間違えているとツヤ髪はキープしにくくなります。
毎日のちょっとした習慣を見直してぜひツヤツヤな美髪を手に入れてくださいね!
周りの視線が変わってくるかもしれません。

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元井 里奈

元井 里奈

毛髪診断士・メノポーズ(更年期)カウンセラー・サプリメントアドバイザー。髪の毛、女性ホルモン、栄養学に関する幅広い専門知識をもとに抜け毛や薄毛に悩む女性1,000人以上のカウンセリングをおこなう。女性用・育毛サプリメント「ヘアドルーチェ」をプロデュース。ヘアケアコラムや動画の監修、セミナーなども。慶應義塾大学卒業。アラフォー、2児の母。