年末のんびりできる?! 早め大掃除のメリット

大掃除は、宮中行事の「煤払い」が原型となり、江戸時代には12月13日に行われていました。
一年でたまった煤や埃、汚れを落とすことで、その年の厄や穢れを払うという意味がありました。
きれいにして、新年に神様を気持ちよくお迎えするためのものです。
新たな年の運気アップのためにも、お掃除をして気持ちよく新年を迎えたいものですね。

慌ただしい年末になる前に、計画的に進めておくと、ゆっくりと年末を迎えることができます。ちょっとのひと手間の「小そうじ」を日々行うことは、とても面倒に思うかもしれませんが、汚れがひどくなると時間も手間もかかります。年末は寒くて動きたくない上に、汚れもたまっていていっぺんにやると大変です。今のうちに少しずつすませていきましょう!

今週末から始められる! サクッと早め大掃除の始め方

なんとなくお掃除を始めるのではなく、「今日は2時間お掃除(1時間お風呂、1時間キッチン)」というように、時間と場所を決めて完結していきましょう。事前に必要な道具類もそろえておくと、お掃除を中断しなくてすみますよ!

掃除に適したタイミング

お掃除の場所によって、天候が関係します。

少し曇った日:窓ふき
窓拭きをするときは、快晴だと光で拭き残しが見にくいので、少し曇った日の方が効率的です。

気温が比較的高い日:キッチン
寒くなると、油汚れはカチカチになって落ちにくくなります。少し気温が高い日にやりましょう。

晴れた日:押入れ・クローゼット・水回り等室内の掃除
天候が悪い日だと、湿気を部屋に入れてしまうので、晴れた日にしましょう。

効率的なお掃除方法とは?

効率的なお掃除のために必要な考え方をしっかり押さえておきましょう!

室外から室内へ!
室内を先に掃除をしてしまうと、窓網戸の掃除をしたら、埃、汚れが舞い込んでしまいます。窓・網戸・サッシの桟等の外のお掃除から始めましょう。

上から下へ!奥から手前へ!
埃は、照明器具やタンスの上、ドアや建具の上等にたまっています。いくら下の埃を取っても、落ちてきます。 タンスや冷蔵庫等の奥にも埃は溜まっていますので、奥から払って室内の方を払っていきます。

光るものは光らせる!
鏡・蛇口等を光らせておくと、掃除が行き届いている印象を与えます。窓もしっかり拭くことで、部屋が広く感じます。

家族と協力して
手が届かない高い所や力がいるところは、夫に担当してもらうとか、それぞれが好きなお掃除箇所はどこか、ご家族で、話し合って、担当を決めるといいでしょう。
お子さんは、楽しくしてあげるといいでしょう。家にあるものでどうやってきれいになるか、理科実験的にやると喜んで参加してくれるのではないでしょうか。

コミュニケーションの取り方も大事です。「お掃除しなさい」「お掃除して」「お掃除しないとゲーム禁止」等命令口調で言うと、どうしても子どもは反発してしまいますね。それは、夫に対しても同じです。
「お母さん一人では大変だから、お掃除一緒にやってくれると助かるんだけど……」
「一年間、お家は家族を守ってくれたから、お家にお礼でお掃除しよう」とお願い口調で言ってみましょう。
くれぐれも、ダメ出しだけはしないでくださいね。やる気が失せるだけでなく、喧嘩勃発になりかねません。

お掃除場所別 ラクしてキレイになるコツ

身近にあるモノで、楽ちんお掃除

わざわざお掃除道具や洗剤を買っても、意外と使いこなせてない方も。
身近にあるモノを利用しましょう。
例えば、

  • ストッキング
  • 布団たたき
  • アクリル毛糸
  • ゴム手袋
  • 歯ブラシ
  • 新聞紙
  • ラップ
  • ラップの芯
  • みかんの皮
  • 消毒用エタノール
  • 重曹
  • お酢(賞味期限切れ)
  • 炭酸水(抜けていても大丈夫)

実はこれらはお掃除にも大活躍してくれるアイテムなんです。
どんなお掃除に使うのか説明します!

キッチン

IHヒーターや、コンロ周り、電子レンジの中は、重曹の粉とラップで簡単に落とせます。重曹の粉を振りかけて、くしゃくしゃにしたラップに水を含ませて、クルクルと磨くだけです。

換気扇や、換気扇ドラム、コンロの五徳等の油汚れは、段ボール(下の角を一か所△に切ってビニール袋を少し出しておきます)の中に大きなビニール袋を広げて、60度くらいのお湯を入れます。その中に重曹の粉を入れて溶かします。

その中に、入れて30分から1時間放置しておきます。△から出しているビニールを切ると、お湯が放出します。油が浮いたお湯も、サラサラで、排水口のお掃除をしてくれて一石二鳥です。

蛇口の汚れは、ストッキングで磨いて落とします。

コンロ周りの壁や、コンロ周りの汚れは、みかんの皮で作った洗剤で拭き取るだけできれいになります。こびりついて硬くなった油汚れは、いきなり落とそうとせず、温めて汚れを緩めてから落としましょう。(熱湯をかけておく。ドライヤーで温める。)

キッチンの床の油が飛び散った汚れも、ミカンの皮洗剤を硬く絞ったぞうきんに吹き付けて拭いたら簡単に落とせますし、床のツヤも出ます。ミカンを食べるこの時期。皮も有効活用しましょう。

みかんの皮洗剤の作り方

排水口(キッチン・洗面所・お風呂)の汚れの詰まりは、重曹の粉とお酢とお水で、撃退しましょう。

お酢と水を1:1の割合で入れて、60度くらいに温めます。(電子レンジでも加熱でもどちらでもOK)

重曹の粉を、排水口に流し込んで、その後、温めたお酢と水を流し込みます。
ブクブクとなり、ザーッと流してくれます。

 

排水口の奥の汚れは、使い古しの歯ブラシを活用して取り除きましょう。

おふろ

ピンクのカビ(ロドトルラ)や黒カビでも、重層水で落とせます。ゴムパッキンに発生した黒カビは、落とせないことが多いので、酸素漂白剤などで落とすしかないでしょう。

一度汚れを全部落としたら、消毒用エタノールで、拭き上げておくといいですよ。消毒用エタノールのボトルに、100均の霧吹きヘッドが取り付けられるものもありますので、 簡単に楽に拭き上げができます。
消毒用エタノールで拭き上げておくと、カビの発生をかなり抑えられます。定期的に拭いておくことを勧めます。

日々のカビ対策としては、最後に入った人が、壁や蛇口・鏡等一通りにシャワーでお湯をかけて、さらに水をかけておきます。(お湯で汚れを落とし、水で温度を下げる)
拭き上げるか、水切りスクイジーで水滴をとっておくと、さらに効果的です。

お風呂の鏡のウロコ状の汚れに悩まされている人は多いのでは。
重層水を塗布しても、クレンザーでも、ダイヤモンドパットでも落ちなかった場合、最後の手段!使い切ったプリペイドカード等で、優しくこすって落とします。強くこすると素材を痛めるので、ゆっくりと優しくこすりましょう。

洗面所

蛇口と鏡を光らせておくと、きれいな印象になります。蛇口は、ストッキングで磨いて、光らせましょう。
鏡の汚れは、抜けた炭酸水(ペットボトルに100均の霧吹きセット)をシュシュッとして、拭くだけで、簡単にきれいになります。

トイレ

温座便座も外して、お掃除をしておきましょう。(取扱説明書を見て確認)
見落としがちなのが、壁!
壁に尿が飛び散っていることもあります。壁と一緒に床も重曹水で拭き上げましょう。

部屋

埃はこまめに取り除きましょう。
掃除機で吸い取っても、意外ととれていません。
埃は寝ている間に、約9時間かけて、床に落ちます。
誰も起きてこないうちに、日々、ワイパーをかけておくことで埃はかなり抑えられます。

掃除機をかけて、さらに、ワイパーに雑巾をセットして、その上にストッキングをかぶせて床を拭くと細かい汚れもくっつけて取り除いてくれます。
TV回りや、棚の上などは、ストッキングの中に雑巾を入れて拭くと、細かい埃も拭きとれます。

絨毯は、掃除機をかけてきれいになったように見えても、毛の間に埃が結構詰まっています。ゴム手袋をつけて、こするだけで簡単に汚れが取れます。

ラップの芯に輪ゴムを巻き付けて、足でコロコロするのも楽しいですよ。

玄関

家の顔といったら、玄関!玄関は常にキレイを保っていたいものですね。
帰宅してクールダウンしたら、靴を下駄箱にしまうようにしましょう。
出しておくのは、せいぜい一人一足だけにして、すっきりしておきましょう。
玄関のたたきは、濡れた新聞紙や、茶殻を巻いて履くといいですね。

「家族みんなが好きな音楽をかけてCD1枚が終わるまでお掃除をする」
「好きな香りのエッセンシャルオイルを使って、テンションアップしてお掃除をする」

  • バケツの水にエッセンシャルオイルを数滴入れる。
  • 掃除機の紙パックの中にエッセンシャルオイルをティッシュに数滴落として入れる。
  • エッセンシャルオイルルームスプレーでフローリングワイパーの乾いたシートにシュッとして拭く

「きれいにお掃除をしたら、家で○○をしよう!」
など、家族みんなで協力して、楽しくワクワクするお掃除の取り組み方を考えてやってみるといいですね。

  • 日々のお掃除
  • 1週間のお掃除
  • 1か月ごとのお掃除
  • 3か月ごとのお掃除
  • 半年、1年ごとのお掃除

と家の中の汚れ具合で、お掃除計画を立てて取り組むと、お掃除に振り回されることなく、年末を迎えることができますよ。

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宮崎佐智子

宮崎佐智子

整理収納アドバイザー。「暮らしのコーディネート ソートフル」代表。「片付けられない」「片づけ方法がわからない」女性とシニア世代の心に寄り添い、快適な空間、心地いい暮らし作りを支援。企業・団体での講座を数多く開催。また、高齢者や障がい者の生活空間を工務店と介護士などの間に入ってアドバイスするリフォームスタイリスト、服や小物などのコーディネートを個人的にアドバイスするパーソナルコーディネーター、セミナーの講師などとしても活躍。